小型船舶操縦士免許とは
総トン数20トン未満(スポーツやレジャーのみに用いられる船は24m未満)の船舶や、水上ジェット(PWC)を操縦するために必要な国家資格が、「小型船舶操縦士免許」です。 ボート免許とも呼ばれています。
船舶免許取得のコース
小型船舶免許取得は、国家試験を受講するコースと、国家試験免除により取得するコースが、制度により認められています。どちらのコースでも取得する免許に差はありません。
国家試験免除コースでは、国土交通大臣の登録を受けた講習機関が、講習開始から修了までを一貫して実施します。講習と試験が別の機関、日程、場所で行われる国家試験受験コースに比べて、国家試験という心理的圧迫その他、受講者の負担が軽減されるメリットもあります。
※当事務所の実施する講習は国家試験免除コースです。
免許の種類
通常の小型船舶用の「1級」「2級」、および水上ジェット専用の「特殊」免許があります。
1級や2級の免許を持っていても、水上ジェットは操縦できません。「特殊」免許が必要です。 また、「2級」免許の中には、湖や川だけに利用でき、船の大きさ等が限定された「技能限定」付き※の区分もあります。 免許の種類によって、航行できる水域や操縦できる船の大きさ等が異なります。
※当事務所の2級免許講習は技能限定なしです。
講習の種類(受講料 ※総額) |
学科 |
実技 |
受講可能年齢 |
必要書類 |
1級小型船舶(¥120,000) | 24時間 | 4時間 (1人あたり) | 満17歳9カ月 | 1.受講申込書 2.身体検査証明書
3.写真4枚 (4.5cm×3.5cm) 4.住民票抄本(本籍地記載・マイナンバー不記載) 5.印鑑(シャチハタOK) 6. 操縦免許証、またはそのコピー (保有している場合) |
2級小型船舶(¥96,000) | 12時間 | 4時間 (1人あたり) | 満15歳9カ月 | 1級に同じ |
進 級(¥40,000) | 12時間 | 免除 | 満17歳9カ月 | 1級に同じ |
特殊小型船舶(¥59,500) | 6時間 2時間(免許保有者) | 1.5時間 (1人あたり) | 満15歳9カ月 | 1級に同じ |
1級+特殊セット(¥150,000) | 24時間 + 2時間 | 4時間 + 1.5時間 (1人あたり) | 満17歳9カ月 | 1級に同じ |
2級+特殊セット(¥129,000) | 12時間 + 2時間 | 4時間 + 1.5時間 (1人あたり) | 満15歳9カ月 | 1級に同じ |
身体検査基準
次の基準に満たない場合は講習を受けることができません。講習に先立ち、国家資格を持つ医師に身体検査を受けてください。
視 力 | 両眼とも0.5以上(矯正可)どちらかが05未満の場合は、0.5以上の側の視野角が150度以上あること。 |
色 覚
|
夜間において船舶の灯火の色を識別できること。
※身体検査において「色覚」欄に『その他』がつけられると、別途の検査が必要になります。 (色が識別できない場合、別途検査により、昼間のみの時間帯に限定された免許の取得が可能です。) |
聴 力 | 5m以上の距離で話し声が聞こえること(補聴器可) |
身体機能 | 疾病や障害が軽症で、小型船舶操縦者の業務に支障がないこと |